- ポンポさんシリーズのスピンオフというか続編というか、そういった作品。
- やはり順番に読んでいくとキャラの魅力が倍増するので、今から読む方は、以下の順番がオススメ。
「映画大好きポンポさん」1&2
→「映画大好きフランちゃん」
→「映画大好きカーナちゃん」
→「映画大好きポンポさん the Omnibus」
→「映画大好きポンポさん」3
→「ニャリウッド!1 映画大好きマズルカちゃん」(今作) - どの作品も、「映画作りの天才」「俳優になりたい若者」たちが一本の映画を作り上げるまで、みたいなお話。
基本は映画やお芝居の話だけど、創作に関するいろんな豆知識や情熱などがギュッと詰まった作品なので、「映画は知らん、文章を書くことだけに興味がある」みたいな人にもオススメしたいシリーズ。 - 今作は、偶然出会ったストリートミュージシャン・ビビに「きらめき」を見出した天才カメラマン・マズルカが、「音楽をテーマにした映画を撮りたい」という目標に向かってがんばるストーリー。
- 音楽がテーマなので、キャロル(ポンポさんの友人のギタリスト)もめっちゃ活躍する回。
そして、「ゼロからシナリオを作る」ということで、マーリン(ポンポさんの友人の脚本家)も全面協力してくれる。
すごい環境だ……と思ったけど、今の自分自身の環境も、「周りにすごい歌人さんやなんやらがたくさんいて、ふつうにTwitterやLINEで相談できちゃう」感じなので、改めておそろしくなった。なんてところに迷い込んでしまったのだ。 - 閑話休題。
はー……ほんとに熱くて楽しくて素敵な作品だ。
このシリーズは毎巻、いろんなものを手渡される気がするし、自分もがんばろうって気持ちになる。 - この漫画、毎巻「今回活躍したキャラの好きな(実在の)映画3本」みたいなコラムがあって、たぶん映画好きならそれも含めてニヤニヤできちゃうのだと思う。
今までは、「どうせ映画は観られないからな……」ってやや斜め読みしていたのだけど、アマプラに入ったのでその辺も身近になったというか、ぎゅんと面白くなってきた。