- ここ数日で、P134~P265まで。読了。
- 社会批判や、世界情勢や、そういった歌はあまり私には刺さらなかった。やはり、海や花、風などを詠ったものが好きだ。(この作者の歌についてそう、というよりは、元々の私の嗜好としてそうなのかもしれない。)
- ちょっとフフってなるような、さりげないんだけどどこまでも拡がってゆくような、素敵な歌の多い、心地よい歌集だった。柳宣宏さんの歌集は同時にもう一冊購入しているので(そのくらい「短歌往来」に掲載されていた一連が好きだった)、そちらも今度ゆっくりと。
春風に吹かれて笹の葉が光る強い風には強く光つて(P202)
降る雨が沁みこんでゆくこんなにも柔らかいのか岩の心は(P206)