- この初夏は、なんとなく紫陽花が気になってあちこちで写真を撮っていた。
せっかくなので、図書館で図鑑を借りてきて、それぞれの名前を調べてみましょうか。
たしか、「墨田の花火」とか、良い感じの名前の品種がけっこうあったはず。 - そんなこんなで、借りてきた……はいいのだけど、「01001 アイガク」から始まって「29001 キレンゲショウマ」まで(欠番があるにしても)夥しい種類があることを知った。
これ、素人が同定するの無理やー。 - と、早々に当初の目的は諦めたのだけど、膨大な種類のアジサイが写真付きで載っているので、眺めるのにはとてもたのしい図鑑だった。
- 面白品種名としては、「ピーチ姫」「雨に唄えば」「清少納言」「ちちんぷいぷい桂の地球」などいろいろある模様。
- 「キレンゲショウマ」はアジサイ科なので載ってるけど、「レンゲショウマ」はキンポウゲ科なので載ってないことを、調べてみて知った。ほへー。
……などなど、いろいろ勉強になった。たぶんすぐ忘れる。 - 巻末の解説(文章)もいろいろ面白かった。例えば、万葉集にアジサイの歌が2首載ってる、などの話が載ってる。以下の歌。
あぢさゐの八重咲くごとく弥つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ
言問はぬ木すらあぢさゐ諸弟らが練りの村戸に詐かえけり
- 更に、そのあたりのことを記述している文章にぐっときたので、併せて引用しちゃう。
- だいぶ面白かったので、もういっそ買ってしまおうか!と思ったけど、1万円越えの本なので、もうちょっと考えてからにしますね……。
- それと、今シーズンに私が撮った写真は、インスタの方にまとめてアップしました。
よろしければ。